2018年01月16日
着物ドレスのつづき

着物ドレス作成のつづきです。
着物を作るのに、面倒なのが、着物が左右対称じゃないことですね。
スーツなどもそうですが、襟が前で重なってるので、ミラーモディファイアが使えません。

前回、右の袖のペイントを行いましたが、今度は左側です。
左腕を上げると、袖は追随しません。
頂点グループを見てみると、mShoulderLeftがありませんでした。
これ、左袖のデザインが特殊だからかも・・・。
そこで、図の要領でmShoulderLeftを追加しました。
パネルの「+」を押して頂点グループを追加。
名前を入力して、ペイントすると、うまく右腕の動きに追随しました。

右袖のウェイトをミラーコピーしていきます。
Sparkles-Proの Mirror Weight Copy を使います。
ドキュメントは、こちら。
Objectモードに戻して、アーマチュアを選択、Poseモードで目的の左腕のボーンを選択します。

右袖のmShoulderRightのウェイトは、こんな感じでした。

ポーズモードに戻して、コピー元のボーン(ここ、間違えやすいので注意)を選択しておきます。
続いてWeight Paintモードに入り、左のAvastarタブのTool、Mirror Oppsite bonesでShapeを選択。
Mirror Oppsite bonesをクリックすると、反対側にウェイトがミラーコピーされます。
上部のバーメッセージ欄に「Mirrored 1bones form opposite」メッセージが出たら、うまくいってます。

左の前腕や、Fitted meshで使うボリュームボーンも同様にミラーコピーします。

残念なのが、右袖に追加したmChestのウェイトです。
これをミラーコピーするよい方法が見つかりませんでした。
仕方がないので、mChestは、手作業で塗りました。
また、よい方法を探してみます・・・。
今回使用した、Sparkles-Proのドキュメントはこちらです。
Posted by komaxi at
17:24
│Making Outfit
2018年01月14日
着物ドレスを作りました

今年も、まったりものづくりしていきます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。

さて、今回は、着物ドレスを作ってみました。
用意した着物は、こんな感じで、面倒なので、ミニスカートです。(汗
どこかで見たようなデザインですが・・・。(汗
振袖のところは、腕を下げたときのためにひねって後ろにずらしてあります。
一番難しそうなのが、袖の部分のウェイトペイントです。
ボディには、SLINK mesh Bodyを使っています。

いつものようにAvastarでバインドすると、袖にPelvisなどのウェイトが付きます。
このため、袖部分を選択して、不要な頂点グループをRemoveしました。

このままですと、腕を上げると袖下部分が追随しません。
そこで、mShoulderRightで塗りました。

次に、腕をまげて今度はmElbowRightを塗りました。
ちなみに、こんなに下まで塗ると、あとでイタイ目にあいました。(涙

腕を下げていくと、袖が体に突き刺さります。w
このため、Shouderのウェイトを下げてやる必要があります。
そこで、影響のなさそうなmChest、またはmTorsoを塗り、袖が下に向くように調整しました。
Shoulderのウェイトは、オートノーマライズにより下げます。

腕をさげていくと、こんな感じになるようにします。

さらに下げても、このように、体に突き刺さらないようにします。
簡単そうに思えますが、やってみるとなかなか大変です。
腕を曲げたり、回転しても、おかしくならないように、しなければなりません。
また、振袖は、袋状になってるので、重ならないように、塗らないといけませんし・・・。
SLの制限で1つの頂点にウェイトが4つまでというのがあります。
ボーンの動きに対するウェイトと、Fitted mesh用のウェイトで2つ使うので、なかなかきびしいです。

なんとか塗って、適当なテクスチャーを適用してポーズを付けました。
他にもよいやり方があるのかもしれません。(汗
和服づくりは、ほかにも足首までの裾という難題もあり、大変です。
Posted by komaxi at
19:20
│Making Outfit